会社に来た面白い年賀状を紹介します。
「見張の詩」です。

雨にも負けず風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けず
丈夫な体を持ち
欲はなく決してさぼらず
いつも列車を見張っている
一日の日別見張ダイヤを持ち
少し長い間合いには気を休め
あらゆる列車を見逃がさず
よく見てチェックし忘れず
野原の松の林の陰にとめた
小さな自動車の中で休憩をとり
東にレール更換があれば
行って踏切監視につき
西に疲れた中継見張員があれば
声を掛けて大丈夫かと聞き
南に道床更換あれば
行ってほこりにまみれて列車を見張り
北で無線が届かなくなれば
危ないから列車を止め
日照りの時は塩あめをなめ
寒さの冬は着ぶくれて
みんなからしっかり頼むと言われ
褒められもせず「凡事徹底」を専念する
そういう列車見張員に私はなりたい

宮沢賢治の「雨にも負けず風にも負けず」をベースにして赤字の個所を修正したものです。
作者は鉄道工事会社の安全担当の方です。

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